2008-03

タイムスリップ

幼い頃によく遊んだ公園。そして一段下がった所にもう一つの公園。
犬の散歩をかねて自転車で行ってみたが、40年前からこの場所だけ
時間が止まっているような錯覚を覚えた。

よくかくれんぼをした天狗堂という建物。真田昌幸が飛ばした
沼田平八郎の首塚あたりは大きな杉に囲まれて真昼でも薄暗い雰囲気。

よくある児童公園とはちがうので、お役所指定のやたらなそしてくだらない
建造物は全くなく、そこにあるのは木と土と大きな空だけである。

首塚の北には真っ白な谷川岳、その先遠く越後の山々も望む絶景。
代々の城主はやはり越後の上杉軍がいつも気になっていたのだろう。

40年前、いや400年前まで時間を引き戻すことのできる場所が、
わが町にあることを少しばかり誇りに思える。

ここ40年の間に日本人はいろいろなもの、余計なものを作り過ぎた。
ちょっとここらへんで一休み。それにはうってつけの下公園。





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京の旅(東風編)

まだまだ風は冷たいが隣家の庭の梅の花がようやく咲きはじめ、
春の訪れを家に居ながらにして楽しめる。なんと贅沢な。

桜、桜ともてはやされる時世であるだけに、へそ曲がりな
私は桜の前にひそかに咲く梅に心惹かれるものがある。

日本でも平安時代までは梅が桜よりももてはやされていたが、
菅原道真が遣唐使をやめていらい両者は逆転したようである。

梅は漢詩のイメージがあったので国風文化が隆盛になるに
つれ日本の花である桜に変わっていったのかもしれない。

そう考えると菅原道真という人は日本を転換した人である。
梅の花が好きで、漢詩に長けた文人だからこそできたのである。

「東風吹かば においおこせよ 梅の花
               主なしとて 春なわすれそ」(菅原道真)

今日あたりは道真ゆかりの京都北野天満宮は梅の花で満開である。
大宰府の飛び梅の花も散り、早く京都に戻りたいと願っているかも。

そうだ、京都いこ。
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カエルのバカンス

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なんとまあ気持ちよさそうに横たわっているのか。
まるでカナリア諸島でバカンスを楽しんでいるようである。

「時はまるで銀紙の海の上で溶け出し
ぼくは自分が誰かも忘れてしまうよ
カナリアンアイランド 風も動かない。」

大滝詠一の歌を聴きながらのバカンスはほんと最高。
いやちょっと待てよ。お前誰だよ、カエルだろ。

うちのかみさんがチクチクして作ったゲロゲーロである。
よく見ると昔、薬局の前に必ずあったコルゲンコーワの
カエルにそっくりである。

コルゲンコーワのカエルといえば、学生の頃の話を思い出す。

足立区江北高校出身の大島の友人が飲み会の帰り道で、
初対面の人と意気投合し自分の家で飲みなおしたのだが、
朝起きたらコルゲンコーワのカエルが横たわっていたという。

その後コルゲンコーワのカエルは店頭に戻ったのか、そのまま
友人宅でロングバケーションしているのか定かではない。
きつねならぬカエルにつままれた話である。

2008年宇宙の旅

日本初の宇宙施設「きぼう」の部品がエンデバーに搭載され
宇宙ステーションに向けて出発した。

30年前、スタンリー・キューブリック監督の「2001年宇宙の旅」
という映画を何度となく見たが、いよいよ現実になってきた。

全編を通してクラシック音楽が流れ、宇宙ステーションを行きかう
姿とサルとコンピューターHAL9000が頭に焼き付いている。

そしてラストシーンのサルとオブジェと地球と胎児の意味が今でも
さっぱりわからないが、私にとって印象深い映画の一つである。

「ノストラダムスの大予言」を真剣に読んでいた私にとって、
「21世紀には宇宙で暮らすようになるのだろうか。」と心配
していたが、お蔭様でまだ運良く地球に暮らしている。

ところで、宇宙で植民地を作って先進国はいったいどうする
つもりなのだろうか。まさか本当に宇宙空間で一生を過ごす
日が来ると思っているのだろうか。

地球上で石油やガスを奪い合って、それが底をつくと見るや
今度は宇宙で何かたくらんでいるのではないかと疑いたくなる。

とにもかくにも、人間が宇宙ステーション「きぼう」で暮らすという
「現代版ノアの箱舟」とならないことを心から希望する。

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明るい午後の日

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コーヒーのルーツはエチオピアで、CAFÉ文化はウィーンであると
以前書いたが、「お茶する」習慣は東洋文化の象徴でもある。

中国に始まり、日本では千利休がお茶の文化を作った。
それを日本人の心として世界に紹介したのが「茶の本」、
今の芸大を設立した岡倉天心その人である。

西欧人は「お茶する」と東洋人のように背が縮むなぞといい、
軽蔑していたようだが、いつのまにロンドンの喫茶店は人で
あふれ、そして茶を求め東洋を植民していったのである。

陶磁器も当然ながら、あの有名な中国景徳鎮の器に西洋人は
魅せられ、ヨーロッパ各地で製造され現在は逆輸入されている。

よく「日本人は人の真似ばかりする。」と欧米人にささやかれるが
「あんんたこそ。」である。

ただし西欧人は悔しいかな「もの」を見る目がある。オランダの
レンブラントは日本の和紙に魅せられ、木版画に使うために大量
に買い込み、ヨーロッパでその素晴らしさを知らしめた。

「まあ、そう目くじらをたてても、、、。明るい午後の日にはお茶
でも一口すすろうじゃないか。はかないことに夢を見て、あれや
これやと考えようではないか。」と岡倉天心が私に語りかける。

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