2009-03

haihaiのベスト

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ベストが流行るのはなぜだろうか、理由を考えてみた。

その前にベストとは何か。私らの世代はチョッキと言っていた。
袖が無いボタンつきの洋服のことか。

イギリスでは男性向けのウェストコート、フランスでは女性向けのジレ。
帽子とならび着こなしがとても大切。

動きやすく、背中があったかい。
いまどきの重ね着スタイルにはかかせないアイテム。

このhaihaiのベストは仕立てが抜群。
柔らかな麻を使い、ディテールにこだわった作品。

真後ろと両脇にベルトを付け、背中にちょこっとギャザー。
後ろからのシルエットが素材のよさを醸し出してくれる。

ベストの存在理由は暮らしの中心をhomeに求める人たち、
そしてナチュラル志向の人たちのこだわりだろう。
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エアチェック

それは数十年ぶりに聞いた言葉だった。
30数年前の私はエアチェックおたくだった。
昨夜、NHKのTV番組は遥か昔の記憶を甦らせてくれた。

山間部のためにFMの感度が悪く、いらいらしながらも
FMでしか流れない曲をカセットテープに録音する日々。

それは数少ない情報源のひとつだった。今野雄二のポップス
ベストテン、渋谷陽一のサウンドストリート。
そして城達也のジェットストリームは受験勉強を思い出す。

当時はオカマの今ちゃんと呼ばれていた今野雄二は
11PMにも登場して音楽コーナーを持っていた。

とにかく私は影響を受けた。彼がビートルズの「レイン」が
好きだといえば、すぐにレコード店に買いに走った。

そして、渋谷陽一。当時は彼のことを批判しながらも
一番関心を寄せていた。私の音楽癖の源だった。

今思えば雑音だらけのカセットテープだが、FM雑誌を買い
とりたい曲をチェックし、左手はポーズボタン、右手は録音
ボタンに置き、場合によっては曲をフェードアウトさせる。

ジェットストリームはエアチェックすることはなかったが、
城達也の声を聞くだけで心地よかった。

ちなみに昨夜のNHKの番組のナビゲーターはアルフィー
だったが、これも30数年前、高田馬場のBIGBOX7階
でのコンサートは観客がわずか数人だったのを思い出した。

政治の美学 

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本を買っただけでこんなにワクワクしたのはあまり記憶がない。
その本のタイトルは「政治の美学」(田中 純著)である。

本の値段はなんと5千円。6百ペ-ジくらいで、厚さは4cm。
もちろん、日本のくだらない政治状況の話内容ではない。

ただし、まだ序文までしか読んでいないので多くを語れない。
では、読む前になぜこんな気持ちにさせてくれるのか。

登場する人物は、デヴィッド・ボウイ、アルヴァ・アアルト、
ル・コルビュジェ、三島由紀夫など、そしてヒトラー。

まるで、知恵の輪を前にした子供のような気分である。
いや難事件を前にしたシャーロック・ホームズの心境である。

著者は私と同年齢で同じ時代を生きて、同じようなところに
興味を持っていたと思われるが、いかんせん頭脳が違っていた。

本の表紙は能面。和辻哲郎の「面とペルソナ」を連想させる。

頁をめくると多分アルバム「ピンナップス」時の写真だろうが
鋤田正義が撮ったデヴィッド・ボウイ。

私の嗜好と思考の半生を解き明かしてくれそうな本である。
とにもかくにも、いち早くこの迷宮に足を踏み入れたい。

カイ・フランクの囁き

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「あなたのテーブルウェアを捨てなさい。」
これはかなり過激な囁きと感じる人も多いはず。

デザイナーのカイ・フランクの言葉はある種過激な宗教
に使われる口調にどこか似ている。

iittalaのteemaは他の器と組み合わせるよりシリーズで
テーブルを飾るほうがより料理がおいしく見えると言いたいのか。

余分なものを削ぎ落とすこと、捨て去ることは簡単なようで
実はとても難しいことである。

ものに溢れた生活に慣れてしまった現代日本人にとって
「Quality of Life」への最初のハードルは捨てることかもしれない。

「役に立たないもの、美しいと思わないものを家に置いてはならない。」
ここでもモリスの言葉がよみがえる。

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