2010-07

ビックリハウスの仕掛け人

画像 830
東京の神宮外苑、木々に囲まれた長閑な空間に
東京芸術学舎はある。

そこでオープンカレッジが開かれるという
話を聞きつけいそいそと出かけた。

講師は榎本了壱と浅葉克己の二人。
有名ではないが知る人ぞ知る変人気味の著名人。

榎本了壱は、中学から高校と私の思考力に多大な影響を与えた
あの伝説の雑誌「ビックリハウス」の仕掛け人である。

私が当時困ったときに使っていた口癖の
「まいっちんぐマチコ先生!」はこの雑誌に掲載されていたもの。

他にも思い出した。「可愛い子には旅をさせろ。」の
ギャグパロディーで「可愛い子にはたびたび会うが縁がない。」

もう一人の変人浅葉克己は私と同じピンポンオタク。
また世界の文字・書・筆に精通し、世界を飛び回る文化人である。

二人ともアートディレクターつまりデザイナーであるが、
その範疇を超えたインテリジェンスを持ち合わせている。

講義の締めくくりの語りかけに素直に納得する。
「BAUHAUSの精神性を持った芸術教育の必要性。」
「使いみちが分からないものを作り出す必要性。」
画像 832

ル・コルビュジェ(最期の作品)

コルビュジェ03
半世紀近く生きてしまうと、ふと考えるようになる。
感化されたのは白洲次郎の遺言「葬式無用、戒名不要」。

でもお墓はどうしよう。海に散骨か。
いや海は遠すぎる。川か山に散骨か。
法律上は大丈夫なのか。

思い浮かべたのはル・コルビュジェの墓。
地中海を見下ろす高台に眠っている。

地中海を愛した彼は生涯最後の空間演出を
この場所で考えたのだろう。

近代建築の祖とされる彼らしく、コンクリート
に白、青、オレンジ、白、黄色の配色。

一番下の白は海岸線の砂浜。
2番目のブルーはもちろん地中海。
そこから上は沈む夕陽。

サヴォア邸やロンシャンの教会もお洒落だけれど、
わずか数十センチ四方のお墓にとても心惹かれる。

政治の原点

昨夜のTVにはほんとうんざり。
夜8時過ぎから深夜まで、各局が選挙報道番組一色。

我が家はBSやCSといった番組を見られないので、
選挙番組をザッピングしてしまったが。

キャスターとコメンテイターをすげ替えただけで
分析内容も甘く、ほとんど横並びでつまらない。

ちょっと前ならアンパンマンをやっていたり、
TV東京は温泉めぐりをやっていたのに。

「民主党の過半数割れで、自民党と大連立もありうる。
 しかし、これは大政翼賛会である。」などとキャスターが。

待てよ、あんたたちTV各社のほうがよっぽど大連立だろ。
大勢翼賛会だろ。

そこで思わずPM10時からは最後の砦・NHK教育テレビの
「死刑囚・永山則夫」を1時間半見てしまった。

NHK教育TV嫌いのかみさんも、いつの間にか
引き込まれたようで珍しく真剣に見ていた。

4人を射殺した永山則夫の生い立ちには、あまりにも
惨く、悲しく、そして過酷な貧困があり、絶望感がある。

19歳で社会に引きがねをひいた結果の死刑囚・永山則夫。
彼の幼少時に政治の力が、福祉が必要だった。

つまり「政治の原点はここにある。」とNHK教育TVの
プロデューサーは語りかけたいのであろう。

「政治家よ市民よ、選挙速報に一喜一憂している暇があるなら、
永山則夫の本を読め。貧困の問題は今もここにある」と。

この番組はとても重く、「社会とは、政治とは何か」を
問題提起した素晴らしい番組だった。

W杯と戦争

ワールドカップ南アフリカ大会もいよいよ佳境に入り、
決勝はスペインとオランダ、とても楽しみな対決である。

そしてこの二つの国の歴史もとても興味深い。

スペイン・ハプスブルク家領だったネーデルランドは
オラニエ公のもと80年戦争の末、17世紀に独立する。

その後オランダは南アフリカを経て、アジアを植民地に。
スペインは言わずと知れた南北アメリカを植民地に。

互いに海洋国家の道を歩み、世界を制覇したのである。
しかしサッカーにおいては両国ともW杯の優勝はない。

実はヨーロッパにおけるW杯の位置づけは
その他の地域とは少しばかり異なるのである。

経済的には一つの国となったEUにおいて、各民族の
高揚あるいは存在証明がW杯になっている。

ヨーロッパにかぎらず「歴史」とは戦争の歴史であり、
勝者の歴史である。勝たなくてはならない。

その戦争がしにくい今、国の威信をかけてあの純金の
トロフィーを持って帰らなければならないのである。

サッカーW杯とは戦争の代替スポーツなのである。

無添加なストア

画像 829
今日の昼食。トーストとヨーグルトそして紅茶。
週に2度3度となくこのパターン。

昨日、高崎の箕郷町にあるスーパーマーケットに
出かけ、買ってきたヨーグルトとジャム。

本当は1本(200ml)350円の牛乳を買うつもり
で行ったのだが、その牛乳を前にして考えること10分。
許容範囲を超える値段に清水の舞台から飛び降りられず。

それを横目に「なんだここに売っているじゃない。
ここの品物はすべて無添加のものだから安心、安心。」
とかみさんの財布の紐はゆるみっぱなし。

外観にはこだわってはいないが、店内は蛍光灯を使わず
食品がおいしく見える。通路も広く見やすい。
BGMはクラシック音楽。そして思わず納得のPOP。

このストアの存在を教えてくれた女性いわく、
「自宅から1時間くらいがちょうどいいよね。もしもこの
スーパーが隣にあったら家計はすぐに火の車だもの。」

NEW ENTRY «  | BLOG TOP |  » OLD ENTRY

プロフィール

AnnoDomini

Author:AnnoDomini

最近の記事

月別アーカイブ

カテゴリー

ブログ内検索

リンク

このブログをリンクに追加する

最近のコメント

最近のトラックバック

FC2カウンター