2014-11

見晴館

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幼い頃に暮らしていた住まいの目の前にあった
旅館がひっそりと幕を下ろしたようだ。

ちょうど半世紀前になるが、夕方になると祖母と
この旅館の銭湯に通っていた。

まさに「千と千尋の神隠し」の世界。

暖簾をくぐり番台を右に見上げ
50円玉を差し出す。

目をつむり髪の毛を洗うと聞こえる
お湯のあふれる音、そして桶がタイルを鳴らす音。

それは遠い昔だがつい昨日のようによみがえる。

記憶の一部が消えてゆくような気がする。




ゲルニカ

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雨が降り続く一日だったので
県立近代美術館に出かけた。

ここには思いのほかすごいモノが
所蔵されている。

モネ/ピサロ/ローランサン/シャガール
そしてパブロ・ピカソの「ゲルニカ」のタペストリ。

ゲルニカはスペインの古くからある地方都市。
ナチスに爆撃された知らせに、この作品を描く。

ピカソは自分が描いた原画をもとに3枚のタピスリ
を織るように指示した、その1枚がここに。
大きさは横が6m80cm、縦が3m28cmのスケール。

ゲルニカの原画はスペインソフィア王妃芸術センターにある。

そういう私はエドヴァルト・ムンクの画が好きである。
ここにはムンクの作品もたくさんある。
特にエッチングの作品がなぜか好きである。

300円でこれだけ楽しめる美術館は少ない。
ただし、絵画を見させる順番に一考の余地あり。

ある小雨の日曜

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峠を越え隣町に入ること10分。
ロマンティック街道沿いにある雑貨屋さんに。

かみさんに頼まれ来年のカレンダーを買いに
出かけたが、とてもいいロケーションにある。

店主の方と店の裏舞台に相づちを打ちながら
眺めた山里の紅葉が小雨に映える。

ふと見上げた店の上棚に鉄でできたかわいい
置物を発見。目はボルトナットの蛙。

Song for NICO

アイドル歌手でデビューし、そののち
ドラッグに溺れ死の淵をさまよいながら
再び歌手として女優として蘇った女性。

マリアンヌ・フェイスフルが来春やってくる。

彼女が歩んで来た道は波瀾万丈。
ハプスブルグ家の末裔、ミック・ジャガー、
峰不二子のモデル、堕落した天使などなど。

かといって1946年生まれのおばさんである。
でも、かすれてしまった声がとてもいい。

私の大好きな曲「Song for NICO」を聴きにいきたい。

NICOとはアンディ・ウォーホールが連れて来た
ベルベット・アンダーグラウンドのボーカル。

「yesterday is gone,there's just today,no tomorrow.」
ミック&マリアンヌ

長蛇の列

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伏見稲荷を足早に去り向かった先は
学問の神様菅原道真を祀る北野天満宮。

お寺巡りだと拝観料がばかにならないので
神社巡りにというわけではない。

北の天満宮の前店にある豆腐のたれが
おいしいので買いにいったついでに。

朝から七五三のお宮参りでごった返し、
そして受験前ということもあり、
ただ鈴を鳴らすのに長蛇の列ができていた。

「心だに誠の道にかなひなば
         祈らずとても神や守らん」

菅原道真の短歌である。誠実な人はことさら
神様に祈らなくても守ってくれる。

はたしてこの長蛇の列は無駄なことか?

小さなもみぢ

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娘がいた頃は一度も行かなかった京都に
突然行って来た。しかも滞在時間は90分。

まずは商売の神様伏見稲荷に向かう。
朝早くから外国人の姿が多い。

どうも千本鳥居が外国人にとって
日本らしい雰囲気として人気があるよう。

パワースポットとしても有名らしいが
私にはその気は感じられなかった。

それよりも鳥居の横に佇んでいる
色づきはじめた紅葉が小さく、心に残る。
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